うーん、ポートフォリオを作ろうにも全然イメージが湧いてこない。
私って才能ないのかなぁ・・
誰でも最初はそんなもんだよ。
最初は既存のデザインを参考にしてみると作りやすいよ。
フリーランスデザイナーの名刺代わりになるポートフォリオ。
案件の受注にも関わってくるということもあり、半端なものを公開するわけにもいきません。
しかし、作成するタイミングが本格的に活動する前ということもあり、経験値が足りない。
また、ポートフォリオは案件と違い完全に真っ白な状態から作らなくてはなりません。
デザインの着想を得るため、ネットで色々なデザインをみて参考にするという人も多いと思いますが、僕は参考にするなら書籍の方が断然オススメだと思っています。
そこで、今回はポートフォリオの参考デザインの選び方をお話しします。
▶︎ポートフォリオ作成の流れが知りたい方は以下の記事で紹介しています。
ネットより書籍の方がオススメ!?その理由は?
まず、ネットで調べるメリットとしては、
- 何より数が豊富(ほぼ無限)
- 通信費とか気にしなければタダで見放題
といったところでしょうか。
最近はPinterestなどを使えばたくさんオシャレなデザインを無料で見ることができるので書籍の必要性を感じてしまうのも分かります。
しかし、逆にデメリットとして、
- 数が多過ぎて迷ってしまう
- テイストが似通ってしまう危険性がある
- プロと素人の作ったものが混ざってどれが売れてるデザインなのか分からない
というのが挙げられると思います。
人間というのは数があまりにも多いと選択できずに、結局無難なものや似たようなものを選んでしまうという心理があります。
Netflixで観たい映画を探して、良さそうなのは何本かあったけど結局観ないというような経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。
同じようにネットで参考イメージを探していると良いと思うことはあってもコレ!と思うものが少ないように感じます。
そして結局無難なものを選んで完成したポートフォリオを見てみると似たようなデザインが並んでいる・・なんて事になりかねません。
また、ポートフォリオは「趣味で作った楽しいもの」ではなく「仕事相手にスキルを示すもの」です。
デザインはプロと素人の線引きが難しいものですし、素人のデザインが悪いと言いたい訳ではありませんが、やはり参考にするなら実際に利用されているデザインの方が「売れる」デザインということになりますよね。
その分類がネットだと曖昧になってしまうので、ポートフォリオ作成の場合はネットから参考にするのはオススメしません。
書籍がオススメの理由は厳選にあり
以上にネットで調べるメリットデメリットを述べました。
それを踏まえた書籍がオススメの理由は
- 厳選されたデザインから選べばいい
- バリエーションが出しやすい
- 解説付きで深く参考にできる
という事です。
まず、書籍を作る上で良さそうなの全部載せてたら広辞苑みたいになってしまうので、載っているデザインは著者の方が厳選したものです。
つまり全て良質なデザインであるということは疑いようがないので、書籍に載っているものからポートフォリオの参考にするものを選べばいいので楽で時間もかかりません。
また、書籍はデザインのイメージや手法などでカテゴリ分けされているので、カテゴリ毎に選ぶことでポートフォリオにバリエーションを持たせることができます。
そして、デザインには解説がついておりどこが良い、こういう手法を使っている、といったことが分かるので形や色といった表面的な所ではなく、深く参考にでき成長にも繋がります。
デザインは結局センスより知識の方が大きな武器になるので、そういった点でも書籍を参考にする意味があると言えるでしょう。
まとめ
ポートフォリオというたくさんのデザインをゼロから生み出さなくてはいけない場合は、ネットという情報の海に飛び込むより書籍というプールで泳いだ方が確実に成長できると思います。
そういった書籍はオールカラーで売る必要があるので少し価格も高くなってしまいますが、仕事への先行投資と考えてそういうものだと割り切りましょう。
僕自身、最初ネットで調べて結局ポートフォリオ作成を断念した経験があるので、同じような人たちが書籍の力を使って最高のポートフォリオを作り上げることを願っています。
- ポートフォリオ参考デザインの選び方
- ネットは無料で豊富なデザインが見放題なのが魅力
- しかし、逆に選びきれず似たようなデザインになってしまう
- 書籍なら厳選したデザインが解説付きで見れるので成長にも繋がる