ぜひ参考にしてみてね!
今回は、僕がデザイナー初心者の頃に作成したポートフォリオ(電子書籍表紙)を添削してレベルアップさせていきます。
デザイン上のポイントなども解説しているので、デザインを勉強中の方などぜひ参考にしてください。
【この記事を書いた人】
仕事に関するノウハウ本の表紙
仕事に関するノウハウを紹介するKindle書籍を想定した表紙デザインです。
イラスト素材をたくさん配置した楽しいデザインになっており、素材をそのまま使用するのではなく青とオレンジの2色で統一させている点は良いですね。
ただ、素材が質より量になってしまっているので以下のように改良していきましょう。
- 素材の量が多いので減らす(量より質)
- キャッチコピーをもっと力強く目立たせる
- デザイン全体を素材に寄せていく
素材の量を減らしてキャッチコピーを目立たせる
素材の量が多いとイラストの方に目がいってしまい文章の内容が伝わりにくくなってしまうので、素材の量は1〜3個に減らしてしまいましょう。
イラスト素材はゴールテープを切る人と応援する人の2個に絞って大きく中央に配置。
また、キャッチコピーが細めのフォントで目立っていなかったので、筆文字で力強いフォントに変更しました。
初心者の頃はイラスト素材を使いたいからという理由でフリー素材をたくさん使用していましたが、文字や図形で十分な時は無理に使用しない方が全体的にデザインが引き締まります。
素材を使えば時短にもなるので、ガンガン使っていけば良いと思いますが一つのデザインに使用する素材の数やデザインに適した素材を使用することは意識するようにしましょう。
素材が少ない方が良いのは今回のように「真面目なデザイン」や「高級感のあるデザイン」の場合で、楽しかったりワクワク感のあるデザインは素材をたくさん使った方が表現できます。
デザイン全体を素材に寄せていく
イラストはイラスト、タイトルはタイトルといった感じで全体の統一感がなくバラバラな印象です。
イラスト素材は容易に変えられないので、タイトルや背景など他の要素をイラストに寄せていく感じで調整していきましょう。
今回のイラスト素材はアイソメトリックイラストだったため、タイトルや作者を傾けて背景にも傾いた格子柄を追加しました。
逆にキャッチコピーは黒縁をつけて傾けないことでメリハリをつけて目立たせています。
このようにデザインに統一感を出すことで「あえて外して目立たせる」といった簡単かつ効果的なテクニックが使えるようになるのでオススメです。
ということで今回修正した内容のビフォーアフターがこちら
素材の数を減らしたのでワクワク感は減ってしまいましたが、背景やタイトルを工夫したことで楽しさはキープしつつ「仕事の真面目さ」も表現できていると思います。
まとめ
自分が初心者の頃に作ったKindle書籍表紙デザインを添削してみました。
ぜひ参考にしてみてください。
- イラスト素材の数でデザインの印象が変わる
- 目的を持ってイラスト素材を使用するように気をつける
- 素材をデザイン全体に馴染ませることも重要