デザインの幅を広げたいなら、Illustratorのパターンを活用してみよう!

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ユウ
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柄背景が簡単に作れるよ!

Illustratorのスウォッチを活用すれば自分のお気に入りの色を登録したり、スウォッチライブラリからテーマに合わせた色を選んだりデザインの配色が楽になることを以前の動画で解説しました。

今回はそんなスウォッチをさらに活用するためパターンについて解説します。

難しそうに見えますが、使ってみると意外と簡単でなおかつすごく便利な機能なので、ぜひ参考にしてください!

自分でパターンを作成、編集する

自分でパターンを作成、編集する

スウォッチライブラリには色、グラデーションの他にドットやボーダーのようなパターンが用意されており、少しやり方は違いますが、パターンも色と同じように作成、編集することができます。

まずオブジェクトでパターンを作成、その後作ったパターンをスウォッチにドラッグすればパターンとして登録されます。

パターンの色や間隔を変えたい場合はスウォッチ内のパターンをダブルクリックすることで開く編集画面から可能です。

細かい設定項目がありますが、「幅」と「高さ」で間隔を調整する、「タイルの種類」は「グリッド」か「レンガ」にする、
この二つを覚えておけば基本的なことは出来ると思います。

複雑なパターンを上手く繋げるコツ

複雑なパターンを上手く繋げるコツ

パターンを使い慣れてくると、和柄のような少し複雑なものも使いたくなってくると思います。

しかし、パターンは通常登録したオブジェクトをそのまま繰り返すので、うまいこと繋がってくれない場合があります。

そんな時に役立つテクニックが、パターン元のオブジェクトにパターン枠としての四角形を追加することです。

詳しい仕様は分かりませんが、パターンは登録時に透明四角形があるとそれを基準に繰り返してくれるようになるので、どんなに複雑なパターンでも繰り返しの境界さえ分かればこのテクニックを使うだけで簡単に作成できます。

ただし、先ほども言ったように四角形は塗りと線の色はなしの透明オブジェクトで、登録時に四角形をパターンの最背面に配置しなければ機能しないので注意しましょう。

回転、拡大・縮小ツールを活用

スウォッチライブラリや自分で作成したパターンを実際にデザインで使用する時、「大きさや向きを少しだけ変えたいなー」と思ったことがありませんか?

そんな時はパターンを編集したり、新しく作る必要はなく「回転」「拡大・縮小」ツールを活用すれば簡単に出来ます。

まずパターンが使われているオブジェクトを選択して「回転」「拡大・縮小」ツールをダブルクリックします。

そうすると設定ウィンドウが開くので、「オブジェクトの変形」がオフ、「パターンの変形」がオンになっていることを確認して好きな角度、大きさに変えるとオブジェクトの大きさや角度を変えずにパターンのみ変更することができます。

この方法だとパターン自体は変わらないので、無駄にパターンの数を増やしたくないという方にオススメです。

まとめ

イラレのパターンについて解説しました。

柄の背景はネット上でフリー素材がたくさん配布されているので複雑なパターンをわざわざ自作しなくても良いですが、ベクターデータで配布されているなら、それを元にパターンを作成できるので使いやすくなると思います。

また、ドットなんかのシンプルなものであれば画像よりもパターンとして登録した方が使い勝手が良いので、あまり使ったことがないという方もこの機会にぜひチャレンジしてみてください!